J2第3節 アビスパ福岡対京都サンガ ~今年のサンガは何かが違う?~
今日はJ2リーグ第三節、アビスパ福岡vs京都サンガの試合を見ていきたいと思います!!
その前に、皆さんは京都サンガの監督を知っていますか?そうです。中田一三さんです。
Jリーグの監督の経験がないことや、SNSで炎上したりと、プレシーズンでは騒がれていました。
J2京都サンガFCの中田一三監督 炎上になったTwitterの発言を謝罪 - ライブドアニュース
このように騒がれているのを見て、私は
『サンガは今年もJ2残留だな…』
と思ってしまいました。今までの監督も散々な結果を残し、辞任をしてきましたが最初からここまで騒がれるともう応援しようとも思えなくなってきたのがプレシーズンでした…
しかしJ2が開幕してみると、良い意味で期待を裏切られました。粘り強くパスを回すサッカーで本拠地開幕二連戦を1勝1分で終えました!!! こうなると応援しないといけません!(完全なるミーハー)
ということで、試合振り返っていきたいと思います!スタメンはこんな感じでした!
京都サンガは、相手のSBが上がる対策も込みで3バックの布陣を敷いてきました。
まず、前半5分パスを繋ぎ宮吉のヘディングの落としに小屋松選手がダイレクトでシュートを放ちます。しかし、セランテス選手の好セーブで点には繋がりません。
10分には、福岡の石津選手がクリアのこぼれ玉からロングシュートを放ちますが枠を外しました。 その他にはチャンスがあまりなく後半に折り返します。
後半もサンガがボールを持ち優位に進めていると、後半26分福岡がボールを持って攻めに転じようとしているところで、小谷松がボールを奪い、SBの黒木にパス。黒木は中に侵入してきて宮吉にパス。そのパスを宮吉がダイレクトでペナルティーエリアに流しそのボールを黒木が流し込み先制!!!!!
先制した後からは、自分たちのペースでパスを回し続けそのまま試合終了!サンガが2連勝を飾りました!!
昨年までは、レンゾロペス・闘莉王めがけてクロスを上げるハイタワー戦術を取っていましたが、今季のサンガは中田一三監督に変わり、パスサッカーを標榜するようになりました。 このパスサッカーがすごく浸透した良いゲームだったのではないかなと思います。今日のサンガの良かった点について3点まとめたいと思います。
1.宮吉選手のダイレクトのパス
宮吉選手は相手の脅威のなる所でボールを貰うとダイレクトで味方にパスすることがとても多かったです。このパスが失敗することもありましたが、これを続けることによって1点目の先制点も生まれたのではないかなと思います。自分が決めてやると独りよがりのプレーはせずキャプテンとして周りを使う宮吉選手のプレイは素晴らしかったです。
2. 愚直なまでに回し続けたパス
今年のサンガは本当にずっとパスを回し続けています。相手陣内のサイドをえぐった後にもクロスは上げずに、もう一度戻します。第一節の新潟戦の後半ロスタイムで攻めている時でさえもパスを繋いでいました。中田一三監督のパスを繋ぐサッカーが本当に浸透しているんだなと感じました。今日もポゼッション58%としっかりボール保持をしていました。
3.流石の闘莉王
闘莉王といえば日本歴代有数のCBですが、37歳になってもその力は全く衰えていませんでした。3バックの真ん中で相手のチャンスをしっかりと潰し、セットプレーでは持ち前のフィジカルで貢献していました。そして、最後の福岡のパワープレイの時も、全てのロングボールを闘莉王が弾き返して試合を締めくくっていました。今年もやはり闘莉王の存在無くしてサンガの躍進はないと思いました。
3月9日を終えた暫定順位がサンガは4位です。このまま今年こそはJ1昇格を目指して欲しい! 今日のようなサッカーをし続けていれば可能性は大いにあると思うのでこのまま突っ走っていってほしいですね!頑張れ京都サンガ!!